工場について考えると、何となく臭うような気がしてくるのです

腐った野菜の汁が靴に付き、ずっとう○ちのような臭いを漂わせながら家まで帰ったことがあります。

まてんろうです。

いきなり汚い話でスミマセン。

若かりし頃、野菜の加工工場でアルバイトしていた時のエピソードなのですが、まぁ、生きていると、いろんなことが起こるものです。

工場といえば、世の中には「昆虫工場」なるものがあるんだそうです。

昆虫工場と言っても、デパートで売るカブトムシを作ってるわけじゃないですよ(笑)

なんと、昆虫を利用して医薬品などを生産する工場が存在するんだとか。

漢方薬に使われる冬虫夏草の大量生産は有名ですが、今ではカイコの細胞内で抗ガン物質を作ったり、カブトムシの殻でカプセルを作ったりしているようです。

カイコと聞くと、かつて軽工業として発展した養蚕業のイメージしかありませんでしたが、今ではそんな使われ方もしているんですね。

養蚕業(ようさんぎょう)は、カイコ(蚕)を飼ってその繭から生糸(絹)を作る産業である。遺伝子組み換えカイコを用いた医薬素材の生産や、カイコ蛹を利用して冬虫夏草(茸)を培養するといった新しいカイコの活用も進んでいる。
養蚕業は蚕を飼うためクワ(桑)を栽培し繭を生産する。繭を絹にするために製糸工場で繭から生糸へと加工され、生糸をさらに加工して絹織物などの繊維になる。なお、日本では蚕を使ったタンパク質の生産の研究が主になっているが、培養細胞によるタンパク質の生産効率の高まりとともに、蚕を用いる優位性は下がってきている。
かつて養蚕業は日本の主要産業であった。しかし、世界恐慌以降の海外市場の喪失、代替品の普及などで衰退していった。繭の生産は中国、インド、ブラジルなどで盛んに行われている。

養蚕業 – Wikipedia

出典:特集1 蚕業革命(2):農林水産省

こういったものは動物の体内で有用物質を作る方法もありますが、病原性タンパク質の問題もあり、昆虫の方が良いんだそうです。

まぁ、昆虫のほうが飼育も手軽というコスト的な観点も影響しているようですが。

医薬品とはいえ、昆虫の命まで大量生産・大量消費とは、いやはや人間の健康のために、地球上の様々なものが犠牲になっているんですね。

しかし、時々思うのです。

我々人類は、地球上でいろんな活動を行い、時を重ねて少しずつ進歩しているように見えますが、案外、これもどこかの誰かが意図を持ってそうさせていると考えられなくもないのかなと。

自分たちが気づいていないだけで、地球は単なる「人間工場」なのかもしれません。

…なんか、ちょっと怖いカンジになっちゃいましたね。

ちなみにまてんろうは、毎日オーガニックな臭いに包まれながら、動物たちのトイレ掃除をしつつ、しみじみ思うのです。

「あぁ、生き物って全て、命の宿った『う○ち工場』なんだなぁ」と。

元気のしるし 朝うんち


まてんろうまてんろう

プロの妄想家で俳人。長年、妄想でメシ食ってます。

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