「貧乏揺すり」に対してはその功罪を超えて愛すら感じるのです

貧乏揺すりが止まりません。

まてんろうです。

自分でも知らないうちにやっているのですが、かなり重度の貧乏揺すり(以下、BBY)癖があります。

貧乏揺すり(びんぼうゆすり)とは、座っている時などに、下半身の鬱血などが原因で身体の一部(特にヒザ)を揺らし続けることをさす。大抵の場合において、貧乏揺すりをしている人は、人に指摘されるまで気づかないことも多く、無意識に癖としてやってしまうことも多い。また、多くの場合において品を欠く行為・悪い癖だとされる。

貧乏揺すり – Wikipedia

BBY

出典:貧乏揺すりのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

中でも私のは激しいらしく、よくいろんな方に「かなり激しいですね、大丈夫ですか?」等と言われます。

子供の頃は、親や隣の席の女子に問答無用で脚を叩かれ、非常に驚いたのをよく覚えています。

BBYの自覚が無いので、単にいきなり脚を叩かれてただただ驚くのですが、叩く側の方にすれば、ずっと気になっていて、行儀が悪いのでBBYを矯正しようという意図があり、先方なりの心遣いと、それに応えられずどうしても止められない自分との葛藤で、子供ながらに非常に辛い思いをしたものでした。

しかしある時、無理に止めるとどうなるのか検証しようと脚を紐で縛って実験したのですが、どうもお腹の辺りがモヤモヤして、身体の調子が悪くなることがわかったので、それ以来、もうこれは「自分のアビリティ」の一つだと思って付き合っています。

最近の研究では、BBYは「転移行動」と呼ばれるストレス解消手段の一種であるという説があるそうです。

まてんろうのようにBBYで苦しんでいる人々、特にBBYの子供のために、BBYメカニズムの一日も早い解明を願ってやみません。

大人になってからは、BBYの振動を使って発電が出来ないかと考え、誘導コイルを使った画期的な装置を思いついたのですが、それを常時装着しているストレスがBBYで解消できるストレスを上回ることが予想され、実現には至っておりません。

死ぬまでに一度試してみたいことの一つです。

何かと嫌われもののBBYですが、一方でこんな話があります。

ロンドン大学で行われた研究なんだそうですが、毎日座っている時間とBBY頻度の関連を調べてみると、長時間座りっぱなしの場合、BBYをしていると死亡リスクが下がるというデータがあるそうです。

長時間同じ姿勢のままでいることは体にとって良くないそうで、BBYがこまめに体を動かす役割をしているのではないかということです。

BBYにもいいところがあるんですね(笑)

ちなみにですが、もしBBYの名前が「貧乏揺すり」ではなく、もっとカッコいい名前だったらそれだけで人生変わったのかな、なんて思う時があります。

例えば、「打ち出の小槌」とか「神の祝福」とか「タイタンの雄叫び」とか「ウィンドスウェル」とか「リバプールの風」とか…そういうのだったら、何か印象変わりませんか?

リバプールの風「あの人の打ち出の小槌はかなり激しいから、付き合うといいことありそう」みたいなカンジになりそうで、BBY持ちであることが誇らしく感じられます。

ということで、BBYの変わる何か良い名前を考え、流行らせてやろうかと考えております。

ただ、今回何度も「BBY」と書いていたら、なんだか愛着が沸いてきたので、まてんろうの中ではとりあえず「貧乏揺すり」を「BBY」と呼ぶことにします。

 


まてんろうまてんろう

プロの妄想家で俳人。長年、妄想でメシ食ってます。

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