1円玉の木を見ながら、あらためてソクラテスの偉大さを感じるのです

子供の頃、両親が夫婦ゲンカした際に、父に放った「アンタが私の何を知ってんのよ!」という母の言葉が忘れられません。

まてんろうです。

長年一緒に暮らしていても、知らない部分があるのが人というもの。

自分すらわからないですからね。

そう考えると、知ってるつもりでも実は知らないことの方が多いということなのかもしれません。

1円玉の表に「木」が描かれていることは、皆さんご存知ですよね。

では、この木、何の木かご存知ですか?

出典:造幣局

実はこの木…

実在しない木なんです。

この1円玉のデザインは、1954年一般公募されたもので、中村雅美さんという方のデザインなんだそうです。

特定の木をイメージしたわけではなく、漠然と「若木」と言うイメージで描いたものなんだとか。

毎日のように目にしている1円玉にも、こんな知らない一面があったんですね。

さらにこの1円玉、実は生産するたびに赤字という悲しい話も。

こういう事実を知ってしまうと、今までの「知ってる」って何だったんだろうと思います。

紀元前に「無知の知」を唱えたソクラテスってホント偉大ですよね。

ちなみに以前、知り合いから「『鞭に血』というSMクラブがあったが、いろいろ良くないことをやってたみたいで摘発されて潰れた」という話を聞いたことがあります。

真偽の程は定かではありませんが、お店にこういう名前を付けてしまうセンスって、まさに「何人も本意から悪人たるものなし」。

あらためてソクラテスの偉大さを感じざるを得ません。

 


まてんろうまてんろう

プロの妄想家で俳人。長年、妄想でメシ食ってます。

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