朝起きると何故か全裸になっている時があります。
まてんろうです。
これは特に夏によく発生する現象なのですが、この時期でもちょくちょく発生しますし、冬でもごく稀に発生します。
明け方、寒さの余り目が覚め、全裸のまま布団に包まって震えながら眠る…特にまてんろうは「超」の付く寒がりなので冬に発生すると、命に関わります。
ただ、こういうことが発生してしまうのは、まてんろうの場合、本質的に「全裸がデフォルト」であり、現代的な生活をするために「やむを得ず」服を着ているのではないか、と考えています。
その証拠に、身につけるものが少ないほど仕事が捗るというデータがありま…せんが、そんな気がします。
ただ、一定の人にとっては、これは納得の得られる説だと確信しています。
というのも、以前、この話をある方にしたところ、「私もそうなんです。自分だけかと思っていました」と。
その方は、頼めば何でもやってくれる凄腕エンジニアなのですが、追い込みで本気モードになると、徐々に脱衣していくそうです。
まずはネクタイを外し、次に腕時計を外し、靴下を脱ぎ…と、刑法と人間の尊厳が許す限り、脱衣していくんだそうです。
その話を聞いて、共感を覚えるとともに、この世知辛い現代(あえて「いま」と読んで下さい(微笑))において、行き場を失った「裸族」の悲哀を感じました。
そういえば、10歳くらいまでだったと思いますが、まてんろうの家では、パンツを履かないで寝る習慣がありました。
それが常識だと思っていたため、学校で隣の席の女子にその話をしてしまい、クラス中から「変態」の烙印を押されてしまいました。
家に帰ってその話を親にすると、「うん、そうやで」と真顔で言われました。
今となっては親の真意はわかりませんが、その日を境に、まてんろうの家族は「ヒト」へと進化したのでした(当時、そういう健康法があったという話も聞いたことがありますが、もう本人たちに当時の記憶がなく、本当のところはわかりません)。
ただ、パンツを履いて寝るようになってから、顕著に体が弱くなりました。
それまで風邪というものを知らなかったのですが、急に風邪をひくようになってしまいました。
だから、パンツを履いて寝ることは免疫学的に、何らかの影響があるのではないかと考えています。
まぁ、いろいろ書きましたが、要は世間で「裸族」と呼ばれる、ある一定の人にとっては、何かを身につけることが、その人の人生のリミッターになってしまい、人生を完全燃焼できない可能性があるということを伝えたかったわけです。
いつか南の島でも買って、独立国家を作って、みんなが裸でも文化的な生活が送れるユートピアを築きたいと思います(微笑)
まてんろう
プロの妄想家で俳人。長年、妄想でメシ食ってます。
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