偉そうなことを言う前に、まずはその「常識」を疑うべきだと思うのです

中学生の時、先生に「お前に1時間やるから好きに授業しろ」と言われて本当にやったことがあります。

まてんろうです。

ある日、授業が始まると突然そう言われて、特に何の疑問もなく、普通に1時間、とてもくだらない話をしたのを覚えています。

今思うと、その先生もまてんろうも「非常識」ですよね(笑)


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しかし、それはもちろん話のネタになりますし、その経験は後々にも生きているわけで、結果的には「良い経験をした」ということになると思います。

つまり、まてんろうにとってはそれがかけがえのない「とても良い授業」だったというわけですね。

以前、「普通」について書いた話(下記)と被るのですが、まてんろうはいわゆる「常識」も怪しいなぁとカンジております。

「普通」とは何なのかとあらためて考え出すと、富士山を思い出すのです

人を不愉快にする非常識な振る舞いは良くないですが、常識に縛られすぎないフラットな感覚は忘れないようにしたいと常々思っています。

兄のクリーニング屋を手伝っていた池森さんの話。

その奥さんは、敏感肌で困っていました。

池森さんはいろいろ調べて、「化粧品に含まれる防腐剤などの添加物が、もしかすると肌荒れの原因かもしれない」と考えるようになりました。

そこで、開けたらすぐ使いきれるアンプル状の密封容器に化粧品を入れ、作ってすぐに届けるというサービスを考えました。

近所で試すと評判が良かったので、池森さんは会社を作り、本格的に事業をはじめました。

化粧品メーカーは「薬のような容器に入った化粧品なんて、見栄えが悪いから売れない」「どうして化粧品に鮮度が必要なのか?」と冷笑していました。

しかし、無添加化粧品の潜在需要は非常に多く、健康志向の高まりもあいまって、池森さんの会社は急成長しました。

ファンケルの創業物語です。

業界常識というのは、時として、ユーザーから見ると非常識な場合があります。

どんな業界であれ、あれこれ理屈を言う前にユーザーのニーズに的確に捉え、それに応える、というのがヒットの近道なのかも知れませんね。

ちなみに、このまてんろうのブログを読んで下さってる読者の皆様には誠に申し訳ないのですが、このブログには、貴方の人生にとってあまり重要なことは書かれていません。

え? そんなの知ってるって?

まぁ、「常識」ですよね(微笑)