「普通」とは何なのかとあらためて考え出すと、富士山を思い出すのです

新幹線の中で偉い人に「話がつまらない」と説教されたことがあります。

まてんろうです。

周りで「日経平均が云々」と言ってるところで「ロズウェル事件が云々」みたいな話をするので、「もっと『普通』の話をしろ」と窘められたわけですが、「つまらない」とまで言われたのはショックでした。

ロズウェル事件(ロズウェルじけん、Roswell Incident)は、1947年7月アメリカ合衆国ニューメキシコ州ロズウェル付近で墜落したUFOが米軍によって回収されたとして有名になった事件。ロズウェルUFO事件(Roswell UFO Incident)とも呼ばれる。なお、付近といってもロズウェルからは70マイル離れていたが、ロズウェル陸軍飛行場(のちの ウォーカー空軍基地(1967年に閉鎖))が深く関わったため、ロズウェル事件と呼ばれる。世界で最も有名なUFO事件といわれている。

ロズウェル事件 – Wikipedia

説教をされながら見た夕日に浮かぶ富士山が、やけに大きかったのを覚えています。

富士山といえば、静岡県にまつわる面白い話を聞きました。

静岡県といえば「富士山」以外にも「お茶」、「うなぎ」や「浜名湖」、「サッカー」、「オートバイ」や「模型」や「楽器」…。

まぁ、いろいろ浮かびますが、マーケティングの世界では静岡県と言えば、「テスト販売」の県なんだそうです。

静岡でテスト販売して売れたものは、全国でもやはり売れるんだとか。

でも、なぜ、「静岡県」?

実は静岡県は「平均の県」なのだそうです。

出典:統計局ホームページ/人口推計/人口推計(平成28年10月1日現在)‐全国:年齢(各歳),男女別人口 ・ 都道府県:年齢(5歳階級),男女別人口‐

市場規模が中くらいでちょうどいい上に、県民所得、小売業年間販売額、県民預貯金額などが全国平均とほとんど同じで、偏りのないデータがとりやすいからなんだとか。

日本における「普通」が静岡県にはあるということなんでしょうか。

もし誰かに静岡県についてたずねられたら、「日本の縮図」と答えましょう。

相手が「えっ?」という顔をしたら、したり顔で言いましょう。

「実はマーケティングの世界ではねぇ…」と(笑)

そういえば、まてんろうの通っていた大学は芸術系の大学だったので、「なんか普通だなぁ」というのは貶される時の言葉でした。

「普通でない」状態が「普通」だったわけです。

あるところでの「普通」と別のところでの「普通」とは違うということなんでしょうね。

中年になって今更そんなことで感慨にふけっているというのはちょっと情けないですか?

まぁ、こんなことはもっと若い頃に気付くんでしょうね…「普通」は、ね。