「幽霊」について考えるとちょっと心が温まるのです

生前、祖母は大の時、たまに泣いていました。

まてんろうです。

親戚もひとりまたひとりと減っていき、あぁ、それなりに自分も歳をとったということなのかと実感させられます。

ある方が「命とは時間である」とおっしゃっていたのを思い出します。

だとすれば、自分の人生の中で、いろんな方と触れ合う、時間を共有するということは、命が重なると考えることができますね。

その重なった部分は、死んだ後も、残された側の人の命の一部として残るんでしょうね。

…なんてちょっと哲学的なことを書いてみましたが、いきなり雰囲気をぶち壊すようなオカルトっぽい話に変わってすみません。

皆さんは幽霊っていると思いますか?

まてんろうは「いる」とも「いない」とも思いません。

実は、「ある」のではないか、と思っています。

どういうことかというと、まてんろうは幽霊の正体を、実は「電気信号のようなもの」なのではないかと疑っていて、それが自然界に電磁的に記録されたものじゃないかと思っているわけです。

神経細胞の情報伝達には、化学的物質の放出から起こる電気の力が使われているというのは有名な話ですよね。

一つの神経細胞内を膜電位の変化により情報が運ばれることを「伝導」、軸索末端に達した電気的変化が細胞膜の微細構造的変化(開口分泌)を起こして、特有な物質が放出されて情報が運ばれることを「伝達」と呼んでいる。フランスのルイ=アントワーヌ・ランヴィエは、軸索を取り巻く髄鞘に切れ目があること(ランヴィエの絞輪)に着目し、髄鞘が絶縁体となっていることを示唆した(1878年)。このことをカエルの単一神経線維を使って実験し、跳躍伝導を初めて記録したのは日本の田崎一二(1939年)であった。そして1952年、この電気的興奮が、細胞膜内外のナトリウムイオンとカリウムイオンの濃度勾配の変化(活動電位)によって生じることを示したのは、イギリスのアラン・ロイド・ホジキンとアンドリュー・フィールディング・ハクスリーである。

ニューロン間の伝達が実際に化学的物質の放出を含む現象であることは、オットー・レーヴィ(1924年)が二つのカエル心臓の一方のみの迷走神経を刺激して証明した。この事実から、神経と内分泌調節が特定の化学物質を介した共通点を持つことが理解されるようになり、後年「神経分泌」現象の認知に道が開かれることになった。

神経 – Wikipedia

例えばある人(あるいは動物)が事故などで急に亡くなった場合、その瞬間まで流れていた電気信号はどこへ行くのでしょうか?

それが例えば、何らかの形で体外に放出され、何らかの導体(鉄の棒や淀んだ水場とか)に流れ込み、それに触れた別の人の脳に伝わったとしたら…

人には当然、様々な思い・思考・感情・感覚があります。

動物にも、それに近いものはあると思います。

だから、それらが何らかの形で脳内から外に放出され、それを偶然、別の人が受信した場合、説明のつかない現象(存在しないものが見えたり、聞こえたり、感じたり等)として認識してしまうのではないかと思うのです。

本当に瞬間的なことなら、自分が死んだことを理解できておらず、受信した人の中で少しの間だけ生きているような状態になるのかもしれません。

逆にその刹那、自分が死ぬことを認識できたなら、無念の感情が沸き起こり、その瞬間に体外に電気信号としてそれが放出されたかもしれません。

あるいはその電気信号による電界がまわりに磁界を生み、磁界、電界、磁界、電界…と電波のように遠くへ飛んでいくのかも知れません。

出典:総務省|東海総合通信局|コラムvol.25 電波ってなに?第1回

当然、途中で減衰してしまいますが、その信号と波長が似ている人(例えば血縁者や一緒に暮らしている家族など)は遠くにいてもキャッチできて、それがいわゆる「虫の知らせ」的なものなのかなぁと。

身内の電気信号だと、むしろ残された家族を心配したり思いやる信号ということも考えられ、それが「守護霊」的なものとして認識されているとも考えられます。

まぁ、根拠の無い妄想なんですが、こういう考え方すると、案外いろいろ説明が繋がっていくし、何より「幽霊」に「人間くささ」を感じ、少し心が温まります(笑)

ただ、そんな風に考え出すと…ものすご~く怖くて、眠れなくなります。

なぜなら、まてんろうの脳の中に流れている電気信号は、人に見せられないような恥ずかしい事柄ばかりなので、万が一「漏電」しないか心配で心配で。

 


まてんろうまてんろう

プロの妄想家で俳人。長年、妄想でメシ食ってます。

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