頭の「違和感」がテクノロジーを進歩させるのかもしれません

染められないところに、縮れた白髪があります。

まてんろうです。

若い頃から白髪が多く、長らく髪の毛は白髪染めをしているのですが、トイレでそこの白髪を見るたびに、年齢を感じざるを得ません。

毛染めで思い出すのが、街で見かける「違和感のある人」の存在です。

これは自分だけの特殊な感性なのかも知れませんが、なんとなく顔(を含めた容姿)と髪の色が合っていないというか、何とも言えない「違和感」を覚える人に遭遇することがあります。

電車に乗っている時なんかに遭遇すると、もう気になって気になって仕方がありません。

昔からこの「違和感」の正体がわからず気になっていたのですが、最近、どうも毛染めのせいなのではないかと思うようになりました。

どういうことかと言うと、見るからに相当年配の方なのに、全く白髪が無く、黒々とした髪だったりするからミスマッチで「違和感」を覚えるということです。

逆に若白髪で白髪染めをされていない方は、顔は若いのに白髪が多いため、何とも言えない年齢不詳感が出て「違和感」を覚えるということです。

この感覚は自分だけのものなのか、割とみんな思ってるけど口に出さないだけなのか、とても気になるところです。

髪の毛で「違和感」と言えばもうひとつ。

いわゆるヅラの存在です。

病気の治療等、様々な理由で髪が抜ける場合もあり、苦しんでおられる方もいらっしゃるので揶揄するつもりはないのですが、まてんろうはどうも「違和感」を覚えることがあります。

いい・悪い、好き・嫌いとかそういう話ではなく、何故か「違和感」を覚えるという話で、その「違和感」の正体が何なのかがすごく気になるのです。

これは動物としての人間に、本能的に備わっている感覚で、「自然にはあり得ない非常に微妙な不自然さ」を見分けられる機能なのかな、と感じています。

「人類を滅亡させる」と語り話題になったHanson Robotics社の感情を表現するヒューマノイドロボット「ソフィア」ですが、いつもむき出しの頭にまてんろうは「違和感」を持っていました。

ヒューマノイドロボットには人間に合わせてデザインされたシステムが使えるという点や、話をすることを受け入れやすいというメリットはあるものの、技術的な困難さや与えられた目的に必ずしも最適な形状ではないとし、イメージ先行の開発を危惧する見方がある。ロボットを人型にするのは、ユーザーに受け入れられるための手段の1つにすぎないという見方もある。市民権を与えられた史上初のロボット「ソフィア」もヒューマノイドロボットである。

ヒューマノイド – Wikipedia

先日、ひょんなことからソフィアがヅラを被っている写真を見たのですが、なかなか素敵で、この場合は逆に被ることで「違和感」が消えるというわけです。

ソフィア

出典:Hanson Robotics

まぁ、世の中にはいろんな人がいます。

いろんな「違和感」があるということは、誰も「同じではない」ということ。

さりげなく多様性を認め合えるスマートな社会にしたいものですね。

そう言えば、知り合いに聞いた話なのですが、とあるお店で親戚一同が集まって宴会をしていた際に、遅れて来店した親戚のおじさんのカツラが縄のれんに引っかかったのだそうです。

まだ幼なかったその知り合いは、その衝撃映像を目の当たりにし、「おじさんの頭が取れた!」と叫びながら大泣きしたそうです。

おじさんはみんなの前でバレて恥ずかしかったと思いますが、それよりも子供を驚かせたことに対してまず謝ったそうです。

本当に頭が取れる…いや、頭が下がる話ですね。

 


まてんろうまてんろう

プロの妄想家で俳人。長年、妄想でメシ食ってます。

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