ダイエットに成功したければ、「まず前提を疑う」のが最善かもしれません

薄着の季節になると、メタボなお腹を見て、いろんな方に「一体、何が入ってるの?」と聞かれるので、「夢が詰まってるんです」と答えることにしています。

まてんろうです。

加齢に伴い一度お腹が出てくると、元に戻らなくなるという事実は、義務教育で教えておいてほしかったなぁと思います。

また、沢山ご飯を食べても、若い頃はそんなことにならなかったので大丈夫だろうと思っていましたが、それが大丈夫じゃなくなる年頃というかポイント(損益分岐点のような)があり、それがいつ頃かを健康診断で診断できるようになれば、医療費の抑制にもつながるのではないかとも思うのです。

まぁ、医学の進歩を待つとしましょう。

ところで、ダイエットの際に、食品のカロリーを気にしますが、そもそもカロリーって何なのか、皆さんご存知でしょうか?

熱量の単位ということは何となくご存知だと思いますが、正確には結構複雑で、すごくざっくり言うと、下記なんだそうです。

カロリーの元々の定義は、「1グラムの水の温度を標準大気圧下で1℃上げるのに必要な熱量」である。

カロリー – Wikipedia

そういえば、昔、人から聞いた話で(記憶が正確ではないかもしれませんが)ダイエットにまつわる面白い話があるので紹介したいと思います。

「ある人が面白い実験をしました。あるスコッチウイスキーをロック(つまり摂氏0度の状態)で、200グラム飲みました。この200グラムの液体の温度を体温(36度)まで上げるには、200×36=7200カロリー必要です。しかし、このスコッチウイスキー1杯分は1000カロリーしかありません。ということは、このスコッチウイスキーを飲み続ければ理論的には痩せるということになります」

ウイスキー

出典:ぱくたそ-フリー素材・無料写真ダウンロード

つまり、7200ー1000=6200カロリー分は身体にある脂肪なりを燃焼して熱(体温)を作り出す必要があるので、痩せるはずだ、という話です。

どうでしょう?

どこに問題があるのでしょうか?

これだけ聞くとちょっと不思議な面白い話で、座興としてはいいのですが、まてんろうは釈然としないカンジに耐えきれず、調べてみました。

まず前提として、スコッチウイスキー200グラムって本当に1000カロリーあるのかどうか調べてみました。

ウイスキーの比重は0.92だそうで、重さ200グラムなら容積で考えると約217.39ミリリットルということになるのですが、面倒なので、比重1として計算してみます。

ウイスキー100ミリリットル(=100グラム)あたり237キロカロリーらしいので、200グラムなら474キロカロリー、すなわち474000カロリーということになります。

あれ? いきなり前提が崩れましたね(苦笑)

474000カロリー分摂取して、7200カロリー消費するわけですから、446800カロリー余ります。

そりゃ、痩せないですよね(笑)

この話を聞いた時には、論理パズルのように、どこかに矛盾があったり、みんなが何かの考え違いをするように誘導されているのかな、と思ったのですが、単にこの話の前提自体がおかしかった、ということなのだと思います。

まぁ、正解を聞いたわけではないので、これが正解かどうかわからないのですが。

いずれにせよ、「前提を疑う」ことで、このダイエットの話のウソに気付けたわけで、案外、巷にある様々なダイエット方法も前提がおかしい可能性があります。

だから、ダイエットに成功したければ、まずは「前提を疑う」のがいいかもしれません。

ただ、かく言うまてんろうもダイエットに成功していないので、まずはこの話自体の前提を疑うべきかもしれませんね。

 


まてんろうまてんろう

プロの妄想家で俳人。長年、妄想でメシ食ってます。

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