梅干しがしょっぱいと盛り塩が増え、経済が活性化するかもしれません

梅干しが好きすぎて、梅干しと一緒に瓶の中に漬かっている夢をみたことがあります。

まてんろうです。

子供の頃から梅干しが好きで、プロフィールなどで「好きな食べ物」という欄があると、必ず「梅干し」と書いていました。

今でもよく食べるのですが、実家で漬けていた梅干しが塩が吹くくらい塩分高めだったせいか、市販の梅干しだと何だか物足りません。

今、我が家で漬けているのでも塩分12%くらいですが、それでも市販のものよりは塩辛いようで、おにぎりなどに入れた形で家族以外の方が食べると「かなりしょっぱい」と感じるようです。

市販のものは塩以外の調味料を使った液に漬けて作っているそうなので、どちらかというと「梅漬け」だと思うのですが、今はそちらが(一般に認識されている)正しい「梅干し」になってしまっており、いささか残念な気もします。

梅干し(うめぼし)とは、ウメの果実を塩漬けした後に日干しにしたものである。日本ではおにぎりや弁当に使われる食品であり、健康食品としても知られる。なお、塩漬けのみで日干しを行っていないものは梅漬けと呼ばれる。

梅干し – Wikipedia

最近は減塩志向で、スーパーなどでも塩分控えめや甘めに加工された梅干し(梅漬け)が主流で、「本来梅干しとされていたもの」が亜流のようになっていくのは、時代の流れとしてやむを得ないのかもしれませんが、まてんろうとしてはやはり「梅干しは塩辛い・しょっぱい」ものであってほしいと思っています。

そういえば、塩で思い出すのが「盛り塩」に関するお話です。

お葬式の「お清め塩」など、塩には厄除けや魔除けの効果があるとされ、「盛り塩」もそういうことだと思っていたのですが、実はそういう類の意味合いとは全く違うところを発祥とする説があるのを皆さんご存知でしょうか?

ひとつは、盛り塩は中国発祥とする説。

皇帝が後宮にいる女性を訪ねる際、羊車の羊が止まった家に行くことになっていたため、ある女性が家の前に、羊の好きな塩水をかけた竹の葉を置いておいておいたことが発祥とする説です。

そうすることで羊が立ち止まり、皇帝の寵愛を独り占めできるという算段だったわけです。

もうひとつは、近江商人が発祥とする説で、近江商人が店先に塩を置いておき、牛がそれを舐めるため店に立ち止まるので、そこで商売のきっかけを作った、という説。

牛を引いた往来の客をつかまえるためのうまい餌だったわけですね。

どちらの説も人から聞いた話で、どこまで本当なのかはわかりませんが、いずれにせよ、「盛り塩」はうまいプロモーションツールだったということで、オカルトっぽい話より下世話で人間味があって、面白いですよね。

今ではそういった動物を立ち止まらせる意味合いはありませんが、まてんろうは店の前に盛り塩を見つけると「あ、盛り塩だ」とちょっと立ち止まるので、もし同じような人がいるとするなら、あながち効果がないとは言い切れないと思います。

実際に盛り塩をしているお店としていないお店でどのくらい売上が変わるのか、誰か調べて欲しいものです。

もしかすると、経済活性化の切り札は、意外にも「盛り塩」なのかもしれません。

ということで、特にオチも何もありません。

「なーんだ、まてんろうのブログは今日もしょっぱいな」

…ということでご勘弁を。

 


まてんろうまてんろう

プロの妄想家で俳人。長年、妄想でメシ食ってます。

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